DSの英語ソフト、買うならコレだ!

DS英語教材ソフトのレビュー
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当サイトは、DSにて販売されている英語学習ソフトのレビューを目的として開設致しました。「英語教材のソフト出過ぎなんだけど、結局どれがいいわけ!?」この疑問にお答え出来れば、また、今後のソフト購入に役立てて頂ければ幸いです。

また、皆様からのレビューもお待ちしております。寸評でも構いませんので、我こそは!という方はメールフォームから、投稿をお願いします。後日当サイトにて掲載させて頂きます。

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アルクの10分間英語マスター 初級/中級/上級
アルクの10分間英語マスター 初級/中級/上級

総合評価チャート
発売日:2007年3月08日
発売元:インターチャンネル・ホロン
公式ページはこちら

英語・語学書の総合出版社アルクが監修を務めた当ソフトは、系統としてはキクタン英単語ターゲットDSなどと同じで、単語の暗記だけに特化したもの。如何に英単語をプレイヤーに覚えさせるか、その一点が評価の上で重要になってくるファクターでしょう。同タイトルは初級/中級/上級と3作品リリースされていますが、システムは全く同じなので、今回は初級を試遊しながらレビューしたいと思います。


とにかく反復学習!

オープニング このソフトには一貫したポリシーというものがあって、スパイラル学習と呼ばれる、言わば繰り返しによる学習の定着を狙ったソフト作りがなされています。トレーニングの詳細については後述しますが、基本は「1日20単語を徹底的に叩き込む」ことが主となっているようです。

ではどういった反復学習を通じて覚えさせるのか。当ソフトでは、一つの単語を繰り返し繰り返し多方面から刷り込むことで、忘れさせまいとしています。この場合、多方面とは英訳・和訳・アルファベット並び替え・ディクテーション・リスニングと言った、あらゆるアプローチで同じ単語を記憶させる工夫がなされてることを指します。

この一貫した態度は他の英単語に特化したソフト(e.g. キクタン英単語ターゲットDS)では見られなかったアルクオリジナルな、且つ、効果的な学習方法なのかもしれません。それではこれから具体的なトレーニング例を挙げながら、このスパイラル学習を説明してみます。


スパイラルトレーニング

トレーニングは大きく別けて3つ、1)基本学習、2)書き取り、3)聴き取りがあります。どれも10分程度で終わるものなので、プレイしてみて意外に簡素な印象を受けるかもしれません。ですが、どれも「単語を覚えること」に特化したトレーニングなので、それだけが目当てなユーザーには密度の濃い練習が出来るものだと思います。
  • 基本学習 - 単語の英訳・和訳を3択+並べ替え
  • [良い点] テンポ良く英単語を確認
    単語の意味を答える問題、意味から英単語を答える問題、それぞれ3択形式で出題されるのでスムースにゲーム進行が可能です(→画像)。またアルファベット並べ替え(→画像)も含まれているので、スペルにも気を遣った練習が出来ます。

    [悪い点] 3択
    3択だと本当に暗記できたのかは難しいところ。正解は勘で出せますが、実際に覚えて後々その単語が使えるのかはまた別問題でしょう。ただ、次の「書き取り」トレーニングでこのマイナス部分を帳消しに出来ています。

  • 書き取り - ディクテーション
  • [良い点] きちんと覚えているか確認できる
    英単語、若しくは、短文の音声が流れるので適当な英単語を書き込みます(→画像)。3択の基本学習とは違い、曖昧な解答は出来ないので良い練習になるでしょう。また、タッチスクリーンの文字認識も良好なのでストレスフリー。

    [悪い点] エンドレス
    終わりがない。このシステムに気付かず、「まだか!まだか!」と永遠プレイし続けていた私。気が狂いそうになりました。トレーニング前に一言「エンドレスだよ」と忠告してくれればいいものの、アルクはプレイヤーを殺す気です。

  • 聴き取り - リスニング問題+オートリスニング
  • [良い点] 屋外でも英語を聞ける
    DSを閉じた状態でも英単語/例文の音声が流れるので、通勤通学時でも勉強が出来ます。
当ソフトはトレーニング全行程に渡り、特定の英単語を学習させるような作りとなっています。各トレーニングで何度も何度もしつこく同じ単語が現れるので、嫌でも覚えることが出来るのかもしれません。また間違った英単語はブラックリストに載るため、後日何度も何度も繰り返しその英単語が出題されるといった機能もあります。こういった一連の反復スパイラル練習により、単語を覚えさせようとしてるみたいです。


目につく大きな不満点

反復という特徴的な学習方法を提供している点では高い評価が出来ます。繰り返すことでニューロンの繋がりを強化し最終的には覚えることになるわけですからね。ですが、やはり当ソフトには不満点もあるので、一概に「買いなソフト」とは言えません。

一番の不満点は、このソフト、これから英単語を学ぼう!と意気込んでる学習者にとっては糞だということ。このソフトにあるトレーニング、実はトレーニングでも何でもなく、テストなんです。どういう事かと言うと、単にテストして間違った問題を反復復習させてるだけに過ぎないのです。

英単語を覚えさせる環境は与えず、テストする場だけを設ける。これは大概の英単語を知り尽くした人間にとっては良いかもしれませんが、これで英単語を覚え始めようとしてるビギナーにとっては苦痛ほかなりません。知らない単語ばっかり出てくるテストなんか嫌になるだけだし、第一、英単語を勉強したいのにテストを受けろだとは順番が逆です。学校で例えるなら、「授業はしないけど、毎日テストするよ」と宣ってるようなもんです。

それに加え、英単語をマスターする教材のはずが、単語帳がありません。「授業もしないし、教科書も配らないけどテストするよ。それでどうにか覚えてね!」って言ってるようなものです、英単語を知らない学習者にとっては理不尽極まりない宣告に聞こえます。ある程度知識の或る人には良いシステムかもしれませんが、初級/中級/上級のどのレベルでも、英単語を学ぼうとしているビギナーにとってはあまりお勧めできないソフトだと感じます。


総評

ある程度、自分の目指すレベルの英単語のバックグラウンドがある学習者に限り効果的な当ソフト。執拗なまでの反復練習を通して苦手な単語を覚えることが出来るでしょう。ただ、このソフトで以て英単語を勉強しよう!と考えている方は別ソフトをあたりましょう。学習は出来ません。


【7/06 TIPS】
英単語学習に於いて一番効果的だろうトレーニング順番が投稿されたので、掲載したいと思います。o-tsukaさんに感謝!

聞き取り(オートリスニング)
→聞き取り(ヒアリング三択)
→基本学習三択
→ディクテーション(単語)
→ディクテーション(短文)